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クリーニング店に持っていく前に!衣類の汚れ別応急処置マニュアル

投稿日:2023年10月22日 更新日:

「うわっ!!お気に入りの洋服にケチャップがぁぁぁーー!!!」

「と、とりあえず急いで落とさないと!超強力洗剤とブラシでごしごs…」

 

 

 

 

待て待て待てーーーい!!!

 

確かに汚れは早めに落とすことが重要ですが、汚れの種類ごとに洗い方も様々です。

逆に汚してしまった時にやってはいけないNG行為もあるので、今回は正しい対処法とやってはいけないことを汚れ別に紹介していきます。

 

 

食べこぼし、赤ワインなどのシミ

一番多い汚れと言っても過言ではないのが、食べこぼし汚れですね。

食べこぼしや赤ワインのシミ汚れは衣服についた際、すぐに対処することが重要です

 

食べこぼしの場合

  1. タオルやペーパータオルで汚れを軽く押さえ、残った汚れを削り落とす。
  2. 汚れが残った場合は、洗剤をつけて軽くこすり洗いをし、流水で洗い流す。
  3. 汚れが落ちない場合は、中性洗剤を使い、軽くこすり洗いをしてから、洗濯機で洗濯する。

赤ワインのシミ汚れの場合

  1. タオルやペーパータオルで汚れを軽く押さえ、水で流しながら洗う。
  2. 汚れが残った場合は、専用の洗剤を使って、軽くこすり洗いをする。
  3. 洗濯機で洗濯する前に、汚れが落ちたか確認することが重要です。

 

逆にやってはいけないこと

  • 濡れた布で擦る:汚れを取り除こうとして濡れた布で擦ると、汚れが布に浸透し、広がる原因となることがあります。
  • 熱湯で洗う:熱湯は汚れを浸透させ、固定する恐れがあるため、避けるべきです。
  • 漂白剤を使う:漂白剤には強力な脱色作用があり、衣類の色落ちを引き起こすことがあります。(白の衣類なら可)
  • アイロンを使う:熱により汚れを定着させるため、アイロンは使用しない方が良いでしょう。

これらのことを避け、可能な限り早く汚れを処理することが重要です。また、試しに染み抜き剤や中性洗剤などを試してみてから、クリーニング店に持ち込むこともおすすめします。

油汚れ

油汚れもできるだけ早く対処することが大切です

時間が経つと油が染み込んでしまい、落とすのが難しくなります。

  1. 汚れが少量の場合は、ティッシュペーパーなどで汚れを吸い取ります。押さえるようにして吸い取ると、汚れが広がるのを防げます。
  2. 汚れが大きい場合は、中性洗剤を使って洗います。洗う前には、洗濯表示を確認し、洗濯機で洗ってもよいかどうかを確認してください。
  3. 油汚れが頑固な場合は、洗剤を直接汚れにつけてから、水で軽く濡らしたタオルで軽くこするようにして、汚れを落とします。
  4. 衣服に油が染み込んでいる場合は、中性洗剤を使って洗った後、洗濯機で洗うことをおすすめします。洗濯機を使う場合は、必ず洗濯表示に従って洗濯してください。

 

衣類の油汚れに対処する際にやってはいけないこと

  • 油汚れを擦りすぎる:擦りすぎると、汚れが拡散してしまう可能性があります。
  • 熱湯で洗う:熱湯は、油汚れを定着させてしまうため、逆効果となります。。
  • 市販の漂白剤を使う:市販の漂白剤は、色落ちを引き起こすことがあります。
  • 油汚れにドライクリーニング液を使う:ドライクリーニング液は、油汚れを取り除くことができません。

以上が衣類についた油汚れの対処法です。ただし、油汚れがひどい場合や、特殊な素材の衣服の場合は、自分で対処せずに、クリーニング店に持ち込むことをおすすめします。

アイロン焼け

アイロン焼けは、長時間当てたり、高温でかけることにより生じる焼け跡や変色です

  1. アイロン焼けが浅い場合は、柔らかい布で優しく拭くことで、焼けた表面の汚れを取り除けます。
  2. 液体中性洗剤を少量染み込ませた布でアイロン焼け部分を拭きます。その後、清水でしっかりと洗い流してください。
  3. アイロン焼けが強い場合は、酸素系漂白剤を使用することができます。ただし、使用前に洋服の洗濯表示を確認し、素材に合わせた方法で使用してください。
  4. アイロン焼けが非常に激しい場合は、自分で対処するのではなく、専門店に持ち込んで処理してもらうことをおすすめします。

 

アイロン焼けしたときには、以下のようなことは避けるべきです

  • 再度アイロンをかける:焼けた部分を修正しようとしても、再度アイロンをかけることでダメージを悪化させる可能性があります。
  • 濡らす:水で濡らしたり、湿った布で拭いたりすることで、シミをさらにひどくすることがあります。
  • 強くこすり過ぎる:焼けた部分を強くこすり過ぎることで、生地を傷めることがあります。
  • 洗濯機で洗う:焼けた部分を洗濯機で洗うことは、ダメージを悪化させることがあります。

アイロン焼けを修正する場合は、専門のクリーニング店に相談することをお勧めします。

マニキュアや化粧品

女性に多い化粧品汚れ

特にマニキュアやリップなどは色も派手なものが多いので目立つ汚れになってしまいます。

  1. マニキュアのような油性の汚れには、アセトンや除光液を使って落とすことができます。
  2. 化粧品などの水性の汚れには、ニトロ石油系の洗剤を使うと効果的です。水を使って洗えるものであれば、液体のニトロ石油系の洗剤を少量つけてブラシでこすり落とすと良いでしょう。
  3. 水性の汚れには、重曹やクエン酸を使って落とすことができます。洗濯槽にお湯をはり、重曹やクエン酸を入れて混ぜた液で洗濯すると、汚れが落ちやすくなります。
  4. 専用の洗剤を使う 市販されている洗濯用の汚れ落とし剤や、マニキュアや化粧品の汚れ専用の洗剤を使うのも一つの方法です。

 

マニキュアや化粧品汚れに対処する際にやってはいけないこと

  • 摩擦を与えないようにする:マニキュアや化粧品汚れに強くこすりすぎると、汚れが布地に染み込んでしまうことがあります。そのため、強くこすらずに軽く叩くようにすると良いでしょう。
  • 熱を加えないようにする:熱を加えると、汚れが布地に定着し、落とすことができなくなることがあります。そのため、熱いアイロンやドライヤーなどを使用しないようにすると良いでしょう。

以上、いくつかの対処法をご紹介しましたが、素材によっては色落ちや変色を起こすことがあるので、あらかじめ目立たない部分で試してから使うことをおすすめします。もし、自分で落とせない場合は、クリーニング店に相談してみると良いでしょう。

ほこりやカビ

衣類のほこりやカビ汚れの対処法については以下の通りです

カビは放置すると広がってしまい、他の衣類にも感染することがあるため、早めに処理することが大切です。また、カビ取り剤を使用する際には、必ず使用方法に従って適切に処理するようにしてください。

  • ほこりや埃を落とすには、衣類をハンガーにかけて軽くたたきます。また、ほこりや埃を吸い取ることができる衣類用のクリーナーを使用することもできます。
  • カビ汚れの場合、まずは湿った布でカビを軽くこすり落とします。次に、洗濯機で洗濯する前に、カビキラーなどの専用のカビ取り剤を使用して処理します。
  • 衣類をカビから守るためには、風通しのよい場所に保管することが重要です。また、長期間保管する場合は、湿気を取り除くために防虫剤と一緒に乾燥剤を入れるとよいでしょう。

 

以下のようなことを避けるべきです

  • 湿った衣類をそのまま放置する:湿気がある状態で放置すると、カビが繁殖して汚れがひどくなってしまうことがあります。
  • 重曹や酢などの強い薬剤を使用する:これらの薬剤は衣類に変色やダメージを与えることがあります。
  • 日光に当てる:日光に当てることで退色や変色、劣化を引き起こすことがあります。

まとめ

今回は汚れ別に対処法とやってはいけないことをまとめてみました。汚れの種類によって使うべき洗剤は使ってはいけないものまでありました。汚れの種類や程度によっては、素人が自宅での洗濯や処理が難しい場合があります。特に、油汚れやタンパク質の汚れ、鉄分の染み付きなどは、素人が処理するのが難しい場合が多いです。

そのため、できるだけ早めにクリーニング店に持ち込むことをおすすめします。自分で汚れをこするなどすると、汚れが広がってしまう可能性があるため、何も触らずにクリーニング店に持っていくことが重要です。

また、汚れをこすったり、洗剤を使って自分で処理した場合、素材や染色に悪影響を与えることがあるため、素人が無理をせずにプロに任せることが大切です。クリーニング店では、プロのスタッフが最適な洗浄方法を選択し、素材や染色に配慮した洗浄を行うことができます。困ったらプロにお任せしましょう。

 

 

 

 

衣類の汚れの種類別に使う洗剤や対策を表にまとめました。

以下の表は一例であり、商品によって異なる場合があります。応急処置で困った際にご活用ください!

汚れの種類 使う洗剤 対策
グリースや油 石鹸、重曹、洗剤 軽い場合は湯船に油を落としやすくするため、お湯を入れたところに洗剤を投入して、その中で洗う。重度の場合は、石鹸や重曹を溶かしたお湯に浸してから、洗う。
コーヒー、紅茶、ジュースなどの飲み物 洗剤 水で洗い流し、洗剤で洗う。
チーズ、卵、チョコレートなどの食べ物 洗剤 水で洗い流し、洗剤で洗う。
鳥のフン、犬猫の排泄物などの動物の汚れ 洗剤 水で洗い流し、洗剤で洗う。
血液 冷水、塩、酢 水で洗い流し、血液が固まる前に冷水で洗う。塩水や酢水に浸してもよい。
シミや黒ずみ 漂白剤、酸素系漂白剤、中性洗剤 漂白剤や酸素系漂白剤を使用する前に、服の洗濯表示を確認すること。
埃やほこり 中性洗剤 水で洗い流し、中性洗剤で洗う。
汗や体臭 洗剤、重曹 水で洗い流し、洗剤や重曹で洗う。
マニキュアや口紅などの化粧品 洗剤、アルコール 水で洗い流し、洗剤で洗った後、アルコールで拭く。
花粉、ホコリ、土などの外部からの汚れ 洗剤、中性洗剤 水で洗い流し、洗剤で洗う。
インク ドライクリーニング、洗剤 すぐに汚れを水で洗い流さず、ドライクリーニング店に持ち込む。その後、洗剤で洗う

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