爽やかで清潔感のあるワイシャツは、ビジネスシーンの欠かせないアイテム。
使用頻度が多くなると、どうしても気になるのが襟や袖の汚れです。袖や襟が黒ずんだり黄ばんだりしていると一気に不潔な印象に…。
そこで今回は、ワイシャツの「襟汚れ・袖汚れの落とし方」「洗濯のコツ」「汚れの予防方法」など、ワイシャツをキレイに保つ方法をご紹介します!
目次
ワイシャツの襟汚れ・袖汚れの原因
ワイシャツの袖汚れ・袖汚れの原因は、日ごろの洗濯で落としきれない蓄積した汗や皮脂汚れです。
洋服を着用した際に残る汗は時間がたつと乾きますが、蒸発するのは水分のみ。
汗に含まれる塩分はそのまま繊維に残ります。
塩の濃度が高くなると粘りが生じ、ホコリや垢などが付着。皮脂・垢・角質などの分泌物とお互いに作用し、空気と酸化することで繊維が変質し表面可したものが黄ばみや黒ずみです。
見えない汚れが蓄積されていく
ホコリなどの汚れは水洗いでほとんどが落ちますが、油汚れである皮脂は水となじみにくい性質があるため、普段の洗濯で落としきることができません。
洗剤や漂白剤を使っても約2~4割ほどが繊維に残るといわれています。
とくに肌が当たって擦れやすい襟元や袖口は繊維の奥に汚れが溜まりやすい場所のひとつ。
着用していくうちに見えない汚れが蓄積され、徐々黄ばみ・黒ずみへと徐々に変化していきます。
この酸化現象は「汚れ」「酸素」だけでなく、紫外線によっても加速します。
襟汚れ・袖汚れを防ぐには汚れをしっかり落とすこと、保管の際に紫外線に直接当てないようにすることが大切です。
ワイシャツの襟汚れ・袖汚れの落とし方
では、すでに黄ばみ・黒ずみができてしまった衣類はどうすればよいのでしょうか?
時間が経過した汚れほど落ちにくくなるため、洗濯の際はちょっとした工夫が必要です。
ここからは、襟汚れ・袖汚れをキレイに落とす方法を、「黒ずみ・黄ばみ」に分けて紹介します♪
黒ずみの落とし方
用意するもの:食器洗い用洗剤・歯ブラシ
1.食器洗い用洗剤を黄ばみの気になる部分につけ、歯ブラシで一定方向に動かす。
汚れをかき出すイメージで動かすのがコツ。強くこすりすぎると生地が傷んでしまうので注意!
2.40℃くらいのお湯でよくすすぐ
皮脂が溶け出しやすい40℃くらいのお湯ですすぎましょう。
3.洗濯機に洗濯用洗剤を入れ、標準コースで洗う
※食器洗い用洗剤の洗剤以外に、固形せっけんなどでもOKです。
せっけんはアルカリ性に強いため、皮脂汚れを落とす性質があります。
黄ばみの落とし方
黄ばみは黒ずみと一緒にあらわれることが多いので、まずは上記で紹介した方法を試してみてください。それでも汚れが落ちない場合は、酵素系漂白剤でつけ置きしてみましょう!
1.少量のお湯に酵素系洗剤を溶かし、汚れが気になる部分に塗る。
2.40℃のお湯をはった桶に20分程度つける
3.液ごと洗濯機へ入れ、標準コースで洗う
※洗濯機を使わない場合はやさしくもみ洗いした後、十分な水ですすぎましょう。
この方法は、部分的に漂白剤をつけるので生地の傷みが少ないのがメリット!
白物や部分的な黄ばみ・黒ずみが気になる時に実践してみてください。
全体の黄ばみが気になる場合
ワイシャツ全体の黄ばみが気になる場合は、酵素系の漂白剤に付け置きしましょう。
1.酵素系の漂白剤を40℃のお湯に溶かし、20分程度置く
2.液ごと洗濯機へ入れ、標準コースで洗う
白物衣類に適した方法です。40-50℃のお湯を使うことで漂白力がアップします。
衣類によっては高い温度で浸け置きできない場合があるため、タグの洗濯表示を必ず確認しましょう。色物・柄物は、色が変わったり落ちたりしてしまう恐れがあるので向きません。
襟汚れ・袖汚れの予防法
襟・袖汚れの原因は皮脂や垢などの蓄積です。汚れがたまり着る前にしっかり落とすことで予防できます。ここからは、洗濯時に気を付けたいことやポイントなどを見ていきましょう♪
着用後は早めに洗う
襟汚れ・袖汚れは温度や湿度の高い環境だと、4日ほどで表面化するといわれています。
着用後はすぐに洗濯し、汚れが繊維に染みこまないようにしましょう!
週末にまとめ洗いや、クリーニングへのまとめ出しをしている場合も、白物やワイシャツ類だけはすぐに洗うように意識してみてください。
下洗いをする
汚れがたまりやすい襟や袖口などは、前もって下洗いすることで、その後の洗濯で汚れが落ちやすくなります。固形石けんや台所用中性洗剤などを使用し、あらかじめ汚れを落としておきましょう。
粉末洗剤を使う
粉末洗剤は液体洗剤よりも洗浄力が高いのが特徴。アルカリ性なので皮脂汚れにも強いので襟汚れ・袖汚れの予防に適しています。
とくに、汗をかきやすい夏場などは粉末洗剤を使用することをおすすめします。
標準コースで洗う
洗濯機についている「お急ぎ」や「時短」などのコース。忙しいときには大変便利ですが、頑固な汚れは落としきれない場合も。
毎回時短コースで洗濯していると、残った汚れが蓄積して黄ばみなどの原因になってしまいます。よほど急ぎでないときは標準コースを選ぶようにしましょう。
衣替えの前にクリーニングに出す
シーズンが終わり着なくなった衣類をそのまま収納してしまうと、黄ばみや黒ずみ・染み・虫食いなどの原因に。水洗いで落としきれなかった汚れが、しまっている間に酸化し汚れへと変化してしまいます。
次のシーズンも気持ちよく着られるように、プロの手でしっかり汚れを落としてもらいましょう!
>>衣替えの時こそ宅配クリーニング利用をおすすめする7つの理由
高温、多湿をさける
温度や湿度があると黄ばみなども発生しやすくなります。収納場所は定期的に換気を行ないましょう。除湿剤を置くのもおすすめです。
クリーニングの返却時にかかっているビニール袋は運搬用です。通気性が悪く湿気がこもりやすいので、剥がして織布ケースに入れて収納しましょう。
洗濯用の糊を使用する
洗濯のりを使用することで、衣類に付着する汚れを防ぐことができます。
ハリを出したり、アイロンがけの際にシワを伸ばしやすくしたりもできるので、ワイシャツのお手入れにぴったりのアイテムです。
汚れガードテープを使う
ワイシャツの襟部分に貼っておくだけで、襟汚れを予防することができるアイテムです。
付け置き洗いなどの手間がなくなるので、ワイシャツをよく着用するというひとはぜひお試しを。
定期的にクリーニングに出す
ワイシャツの襟汚れ・袖汚れは、家庭での洗いだけでは落としきれない場合も…。酸化した汚れは時間がたつとよけい頑固で落としにくくなります。
襟汚れ・袖汚れが真っ黒!収納している間にいつの間にか黄ばんでいた!…なんてことのないように…こまめにお手入れしましょう。
ただ、頻繁に歯ブラシなどで擦っていると生地が傷んでしまいます。
クリーニング店でなら、衣類へのダメージを最小限に抑えた洗い・乾燥・アイロンの方法で仕上げてもらえるので安心です。定期的にクリーニングを利用し、ワイシャツをキレイな状態で長持ちさせましょう!
まとめ
今回は、ワイシャツの襟汚れ・袖汚れを落とす方法を紹介しました。汚れの原因は「汚れ」「酸素」「紫外線」です。日ごろのお洗濯で汚れをしっかり落とし、保管方法も工夫することで汚れの蓄積・表面化を予防しましょう!
汚れが頑固になる前にクリーニングを利用することで、ワイシャツを清潔で美しく保つことができますよ♪ 衣替えのタイミングにも、ぜひ利用してみてください!
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